匂いによる広告はどこまでが許されるのか?

通信販売や紙もネットも含め「匂い」あるいは「臭い」という手法を使えない。
けれど、リアル店舗ではこれは有効な「広告行為」になってるケースがある。

焼鳥屋さんやうなぎやさんの店先に漂うあの「ニオイ」にココロを動かされた経験は誰しもあることだろう。
店員がウチワで扇いで煙りを店先へ出すのは、「ニオイ」を外へ出して「客を引いている」からだとも言われた。


で、今日の朝日新聞。
「人工の香り 街を漂う」
を読んでちょっと驚いた。

「買い物研究所」によれば、スーパーにカレーのニオイを流すことで、カレーのルーの売上げが18%も上がったというのだ。

で、そのニオイはおそらく「自然のニオイ」ではなく「人工のニオイ」である。

亀戸の「サンケイスーパー」では、「すき焼きのニオイ」を「芳香器」で精肉売り場に置いてあるのだとか。
その芳香器ビジネスをやるのがプロモツールというところらしいのだけれど、「チョコレートのニオイ」「ラーメンのニオイ」などを店先で「演出」し、集客をアップさせているらしい。

広告の世界には昔から「サブリミナル広告」という際どい手法がある。
たとえばある映画館で、映像の中に「人間には認識できないほど短時間」のコーラの画像を挿入したところ、売店のコーラの売上げがすんごい上がったという話はギョーカイでは超有名な古典的エピソード。
で、あんまり「効果的」なので、「使用が禁止(これはたぶん法的に禁止なのではなくって自主規制レベルだと思うけど)」になっているとか。
ちょっと前だけど、オーム真理教がテレビで同様の手法を使ったとかでも問題になってたです。

さて、「ニオイを使った広告」ですが、いきすぎると、この「禁止すべきサブリミナル広告」のフィールドに立ち入りそうな気がしてこわいです。
ニオイを防ぐ手段は「息を止める」しかないですから、映像や音によるサブリミナルより、ある意味、強力かつ暴力的かと...。

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